2008年06月29日09:40●メタボと抗うつ作用
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ダイエットに抗うつ作用あるとの研究結果出る

近年、メタボリックシンドロームという言葉が巷間に浸透した影響で、女性だけでなく、多くの男性も盛んにダイエットを試みていることであろう。

 摂取カロリーを制限し、適切な体重を維持することが、生活習慣病の予防になることはよく知られた事実であるが、カロリー制限には、このような病気の予防のほかに、ある意外な効能があることが最近の研究でわかった。

 テキサス大学サウスウエスタン医療センターのLutter博士らが行ったマウスを用いた実験によると、カロリー制限には抗うつ作用があるというのだ。


うつな状態


 彼らが、「神経科学誌」という専門誌に報告した研究では、マウスを普段の摂取量のおよそ60%の食餌量で10日間飼育した。そのマウスと、通常通りの食餌量で飼育したマウスの行動を観察し、うつ様行動を測定する行動試験を行うと、通常通りの食餌量のマウスに比べ、食餌制限マウスは、うつ様行動を示す割合が減弱していたのだ。詳しいメカニズムは未だ明らかになっていないが、脳内の視床下部という領域から放出されるオレキシンという物質が、この効果に関与している可能性が考えられるという。

 人間にも当てはまるならば、過度な食事を避けるだけで、気分が落ち込まずに済むようになるということであろうか。ダイエットで、生活習慣病もうつ病も予防できたら一石二鳥である。

 無論、過度なダイエットは、それ自体がストレスになる上、間違ったダイエットをして必要な栄養素を摂らずにいることも、うつ病の原因になってしまうため、慎重にならなければならないが、正しく健康的な食事生活が心の健康にもつながると言えるだろう。

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